沖氏の講演は、サラリーマン流不動産投資道場やその他のハウスメーカー系無料セミナーで何度か聴講したことがあります。
沖氏は「ブルーアイランド戦略」について下記のように説明しています。
「他人がやっていない小さな事業を見つけて、こっそり始める。
そして一気にノウハウを確立してしまえば、大手企業といえども、簡単には手を出してこない。
しかも、市場が小さければ、「まあ、あの分野は面倒だからやめておこう」となる。
そして、小さいながらも市場の独占が続く。これほど、おいしい事業はないと思う。
なにせ、競合相手がいないのだから。」
さらに沖氏は「ブルーオーシャン戦略」と下記のように比較しています。
「これは、いわゆる「ブルーオーシャン戦略」と似ているように聞こえるが、まったく違う経営戦略だと思ってもらっていい。
そもそもブルーオーシャンは、競争の激しい市場「レッドオーシャン(血で血を洗う競争の激しい事業領域)」から逃げるように、競争のない未開の大市場(=ブルーオーシャン)を切り開こうという主旨だ。
しかし、ブルーオーシャンには難点がある。
まず、成功する確率が低いこと。
そして、さらに問題なのは、もし成功を収めたとしても、あまりにも巨大な市場を切り開くがために、多くのライバル企業が乗り込んでくることだ。
実は、ガポガポ儲かる期間が非常に短い。」と 。
「ブルーアイランド戦略」は、中小のメーカーさんがよく取る手法です。
私も、銀行員時代その戦略を取っている企業をいくつも担当していました。
売り上げは数億円から数百億円程度まで様々です。
中には部品メーカーもあれば完成品メーカーもあります。
総じて同じであったのは、その製品・商品のシェアの大半をその会社が占めていること。
規模は小さくても、競争相手がいないので、業界平均より利益率は高いです。
その戦略が取れている会社は二つの理由があります。
一つは特許を取得し、他社が参入できない状況を作れていること。
もう一つは、マーケットが小さく、他社がその事業に割り込んで新規参入に必要な投資額とリスクに対して、相応の利益が見込めないこと。
一社ではなく、業界団体を作り、その団体加盟各社間で特許を融通しあい、新規参入をはねつけていたケースもありました。
では、個人の大家さんで、「ブルーアイランド戦略」は可能でしょうか。
私は可能と思っています。
今まで、自分のドミナントエリア内でどちらかと言えば、ニッチなコンセプトの物件をプロデュースしてきましたが、先月取得した物件についてはさらにニッチなマーケットを追求しようと、企画を進めています。
ただ、「ブルーアイランド戦略」は、総じて「不労所得」にはなりにくいです。
誰でも労せず簡単に新規参入できるのなら、すぐに「レッドオーシャン」になってしまいます。
個人が趣味と実益を兼ねて営むところに、大家さんの「ブルーアイランド戦略」での勝機があると思います。

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家具・家電付賃貸住宅です。


ダークブラウンの調度品が、上手い具合に部屋にマッチングしていました。
調度品の調達価格もお聞きしましたが、結構お値打ちでした。
自分は、今のところ照明はサービスで付けていますが、家具・家電付は手掛けたことがありません。
昨日、東社長のお話を聞いて、あるケースではやってみようかなとも思いました。
物件見学が済んでから、吉祥寺に移動。
下の写真は、途中で見掛けた良さげなデザインの戸建住宅群です。
分譲か賃貸かは分かりませんが、自分の好みのデザインです。
城南地区は、こだわりの物件が多く、歩いてるだけでも楽しいです。

吉祥寺では、洗練された大家Sさんが新居として購入された新築分譲マンションを、他の大家さん達と訪問。
コンシュルジュも常駐する高級マンションです。

銀行員時代に、吉祥寺近辺に住んでいたことがありますが、吉祥寺にこんな200戸を超える大きなマンションができたとはびっくりです。
なかなか新規にこのような物件は供給されないでしょうから、あまり値落ちしないと思われます。
室内の写真は、プライバシーの問題もありますので、マンションのHPから転載したショールームです。

高級物件は、ダークブラウンを基調とする物件が今も多いように見受けられます。
家具の無い状態で内見すると、なんとなく暗く感じるので、自分の物件は最近白のフロアタイルやパイン材に床材を変更していますが、内見セットを上手く活用すれば、ダークブラウンの床や調度品もプレミア物件には良いかなと感じた一日でした。

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最近、物件の新規取得・事業化の検討を高付加価値を推進しやすい物件に絞っています。
その中で研究を進めているのは、シェアハウスとペット可マンション。
両方共、取り組み次第では、一般のアパマンに比して高収益を期待できます。
が、マーケットの規模は大きな差があります。
シェアハウス・ゲストハウス市場は順調に伸びているとはいえ、まだ数万床。
賃貸住宅全体においてはニッチなマーケットです。
ただ、自分にとっては、新しく立ち上げた会社で進めている事業と、あるコンセプトのゲストハウスが親和性が高いです。また、他のシェアハウス・ゲストハウス運営者との協調もできます。
最近は多数の業界関係者といろいろなビジネスのお話もさせていただいており、自分としては個別物件の運営だけでなく業界の仕組みづくりにも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
ペットに対するマーケットは、シェアハウス業界に比べケタが三つ違います。
2,147万・・・。これは全国で飼われている犬と猫の数です。日本の15歳未満の子どもの数はおよそ1,700万人ですから、それを大きく上回っています。特に都市部でその数は急激に増えていて、ペットを巡るビジネスが新たな段階に来ています。
先日のワールドビジネスサテライトでペット飼育可老人ホームとペット共生型賃貸マンションについて特集をしていました。
これから若年層についても高齢者層についても、独り世帯が増えていくと予想されます。
となると、疑似家族としてのペットの需要は、まだ増えていくことでしょう。
最近はペット可賃貸物件から進化した、ペット共生型賃貸物件が増えています。
特徴としては、
・ペット専用のドア
・ペットが噛まないように高い位置に取り付けられたコンセント
・汚れにくい丈夫な壁紙
・ペットが滑りにくいクッションフロア
・匂いがこもらない24時間換気システム
・携帯からでも遠隔操作できるネットワークカメラ
・共用部には足洗い場やペットのフン専用トイレ等が備わっていること。
こちらは大手資本も積極的に参入してきそうですが、コンセプトをきちんとすれば大家さんにも勝機はあるでしょう。

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